リストラが削減するのは人件費だけではない?

不況の中、業績不振の経営者が最後の手段として断行するリストラ。しかし人事に強い経営コンサルタントの林明文氏は、無計画なリストラで企業は成長できないと指摘しています。無計画な人員整理を行っても、社員のモチベーションを下げるだけであり、社員の意識改革がなされないかぎり、意味がないというのです。そこで企業に求められるのは、単に頭数を減らすことではなく、高齢社員の活性化と若手社員の育成のバランスを図ることだと同氏は主張します。

人事コンサルタントの目には、リストラが社員を対象に行われるのが当たり前の風潮が奇異に映るようです。本来、取締役の教育や、制度面からの人事強化を図るべきなのです。なぜなら、取締役は企業の業務執行に関する意思決定をする重要な立場であり、経営判断が業績を左右するからです。

「代えの利く」社員を切り捨てては新しく雇い入れる「トカゲのしっぽ切り」型の人員整理は実効性が低いのではないでしょうか?